キャリブレーションにおいてシェルビングフィルターが追加されるのはなぜですか？

更新 2025年03月28日 09:38
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参照

シェルビングフィルターは、モニター本来のニュートラルな周波数バランスを維持するために使用されます。
低周波の室内共振を補正すると、モニターの音が明るく感じられることがあります。AutoCal 2は、ノッチフィルターを適用して部屋固有の響きを補正した後、中高域のモニター周波数バランスに変化が生じていないかを確認します。ルームイコライゼーションは中高域のバランスに影響を与えることがありますが、これはシェルビングフィルターの調整によって補正されます。一般的に、シェルビングフィルターはシュレーダー周波数よりもかなり高い帯域に設定されます。このため、ルームモードがレスポンスに与える影響が少なくなります。また、シェルビングフィルターは本来の中高域のバランスを維持するように調整され、ルームイコライゼーション後もモニターサウンドのキャラクターを保ちます。結果として、ダイレクトモニターサウンドはニュートラルなレスポンスになります。
シュレーダー周波数とは、個々の部屋の共振が検出される最も高い周波数を指します。シュレーダー周波数を超えると、部屋の周波数密度が高まり、共振が重なり合って個別の共振が識別できなくなります。この周波数域では、部屋の影響はオーディオの反射や回折によって支配されるようになり、モニターからの直接音がより明瞭に知覚されるようになります。