ポジティブゲイン機能は、長年にわたって収集した膨大な実際の室内周波数応答データを分析した結果、追加されることになりました。
多くの場合、AutoCal 2によるポジティブゲインの適用は、大きな利点をもたらします。実際の室内周波数応答データを分析すると、100〜300 Hzの範囲で全体的にQ値の低いノッチングが見られる傾向があります。AutoCal 2では、基本補正に加えてポジティブゲインを組み合わせることで、音質や再生システムの最大SPLを損なうことなく、より効率的な室内補正が可能であることが確認されています。ポジティブゲイン機能には、過度な調整による問題を防ぐため、フィルターのゲイン幅、Q値、および周波数範囲に調整限度が設けられています。