デジタル SAM モニターを S/PDIF (同軸) に直接接続することはできますか?
参照
SAMシリーズは、S/PDIF(同軸)出力に直接接続できますが、いくつかの制限があります。
推奨ケーブル仕様
GENELECデジタル(SAM)モニターとオーディオソースのS/PDIF(同軸)コネクタを接続する場合、以下の仕様のデジタルケーブルの使用を推奨します。
AES/EBU:
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特性インピーダンス: 110 Ω
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ケーブルタイプ: AES/EBUデジタルオーディオ伝送用ツイストペアケーブル
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コネクター: XLR(オス)- XLR(メス)
このケーブルはXLR-XLRケーブルのため、音源のS/PDIFコネクターに接続するには、XLR-RCAアダプターが必要です。
制限事項
S/PDIFの信号電圧はAES/EBUの信号電圧の一部にすぎません。また、S/PDIFは差動伝送ラインではないため、外部ノイズの影響を受けやすくなります。さらに、AES/EBUリンクのように長距離伝送用には設計されていません。75Ωのケーブルを使用する場合は、ケーブル長を8メートル未満にすることを推奨します。
SAMモニターをS/PDIFに接続する最適な方法
GenelecデジタルモニターをS/PDIF入力信号で使用する場合、S/PDIFリンクは長距離伝送用に設計されていないため、インピーダンスマッチングコンバーター(Neutrikなどから入手可能)と短いケーブルを使用するのが最適です。Neutrikのコンバーターは、S/PDIFの終端インピーダンス(75Ω)とAES/EBUの終端インピーダンス(110Ω)を考慮して設計されています。これは、SAMモニターをS/PDIFに直接接続する際の最も堅牢なソリューションです。
ボリュームコントロール
この接続方法を使用する場合、GLMソフトウェアを活用することを推奨します。GLMを使用すると、システム全体のボリュームコントロールが可能になります。(※一部のソース機器ではS/PDIF出力のボリュームを制御できない場合があります。)そのため、GLMをシステムに接続する必要があります。
また、GLMはソフトウェアを開かずに「スタンドアロンモード」で使用することも可能です。詳細については、GLM操作マニュアルを参照してください。
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